屋久島の三本足杉

風は吹き、

雨は降り、

木々は揺れ

鳥はうたう。

そんなごく当たり前のことを

忘れていた気がしたのは

森につつまれたときだった。

いつも身近にいたひとが

とても大切に思えてくるのも、

こんな瞬間なのかもしれない。

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poem by setsuko kanie

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