くぐり杉

もくもくと森を歩いた。

ふと誰かに出会った気がして見上げると、

ただ大きな木が黙って立っていた。

また歩きだすと、ずっと昔に一緒に遊んでいた

背の高い子のことを

思い出していた。


poem by setsuko kanie

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